ORTHO
矯正歯科
安心の治療技術・
料金設定
今まで「期間が長すぎる」「料金が高い」ということで矯正をあきらめられた方が多いものと存じますが、当院では治療期間の短縮を目指した新しい治療技術の導入や、徹底したコスト削減により安心して受診していただける料金設定を可能にしました。
また、症例によっては、目立ちにくい装置による治療が可能な場合がありますので、ご相談ください。
治療開始時期について
矯正治療のより良い開始時期はお一人おひとり異なる為、その時期を逃すとそれだけ方法が限定され、期間も長引いてしまいます。
矯正治療をお考えで、開始時期や費用面でお悩みの方は、まずお気軽にご相談ください。
治療内容 | 上下マルチブラケットによる配列(上顎両側第一小臼歯、下顎左側第一小臼歯の抜歯) |
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治療期間 | 2年10ヶ月 |
費用 | 合計約80万円 |
注意点 | 叢生の解消(下顎右側第一大臼歯の喪失症例) |
小児矯正
小児矯正は、顎の骨や筋肉の成長を利用して、顎の発育をサポートすることを目的としています。一般的に、永久歯が生え揃う6歳から12歳頃が対象です。
小児矯正には、歯がまっすぐ並ぶように顎のスペースを広げたり、歯が自然に生えるように誘導したりするなど、さまざまな治療法があります。お子様の口腔内の状態や成長段階に合わせて、適切な方法をご提案いたします。
小児矯正のメリット
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あごの成長のバランスを
整えることができる指しゃぶりや舌癖といった習癖を放置すると、あごの正常な発育が妨げられるので、将来的に顎関節症や外科的手術が必要になるリスクが高まります。小児矯正治療では、このような問題を早期に発見し、適切な介入を行うことで、お子様のお口の健やかな成長を促す効果が期待できます。
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あごの発育を矯正に活かせる
乳歯から永久歯へと生え変わる過程で、歯列にスペース不足が生じると、永久歯が歪んだ位置に生えてきたり、抜歯が必要になったりするリスクが考えられます。そのようなケースでは小児矯正治療が効果的です。適切な時期に治療を行えば、あごの成長を巧みに活用し、奥歯を後方へ移動させたり、あごの横方向や前方への発育を促したりすることが可能です。
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お口の機能を
正しく使えるようにする口腔機能の正常な発達は、健康的な食生活や明瞭な発音の基礎となります。しかし、指しゃぶりや舌癖、口呼吸は正常な発達を妨げてしまうのです。小児矯正治療では、これらの悪習慣を改善し、口腔周囲の筋肉や舌の正しい動きを導くトレーニングを行います。結果的に口腔機能の健全な発育をサポートし、お子様の総合的な口腔の健康を促進します。
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本格矯正にかかる期間を
短くできる小児矯正は将来の本格矯正の負担を軽減する可能性があります。あごの成長をコントロールし、永久歯を正しい位置に誘導することで、将来必要となる本格的な矯正治療の期間を大幅に短縮できます。早期に問題を発見し、適切な治療を行えば、永久歯列完成後の矯正治療がより簡単になり、場合によっては不要になることもあります。
Ⅰ期治療とⅡ期治療
小児矯正は、お子様の成長段階に合わせた2つの段階に分けられます。「Ⅰ期治療」は、顎の骨の形を整える成長期の治療です。「Ⅱ期治療」は、永久歯が生え揃った後に歯を移動させて歯並びを整える治療です。
Ⅰ期治療では、上下の顎骨のバランスを整え、永久歯が正しい位置に生えるためのスペースを確保します。一方、Ⅱ期治療では、生え揃った永久歯を理想的な位置に移動させ、美しい歯並びと正しい噛み合わせを完成させます。
2段階のアプローチにより、お子様の健やかな口腔の発達をサポートするのが小児矯正の特徴です。
Ⅰ期治療
子供の顎骨の発育が不十分な場合、永久歯が本来の位置から外れて生えてくることがあります。これは、将来的な歯並びや噛み合わせの問題につながります。そのような症例において効果的なのがⅠ期治療です。専用の装置を用いて顎骨を広げるなどの介入を行い、上下の顎骨のバランスを整えます。
Ⅰ期治療がスムーズに進めば、永久歯が正常な位置から生え、正しい噛み合わせを形成するための土台作りが可能です。治療時期は個人差がありますので、十分なカウンセリングと診断を行います。
Ⅱ期治療
Ⅱ期治療は、永久歯が生え揃った後に行う矯正治療です。基本的に成人矯正と同じように固定式または取り外し式の矯正装置を使用し、永久歯列の改善を図ります。Ⅰ期治療を先行して行えば、永久歯が正しい位置に生える可能性が高まり、Ⅱ期治療では永久歯の抜歯を回避できるケースが増えます。
Ⅱ期治療の開始時期は、第2大臼歯(いわゆる12歳臼歯)が生えそろう12~14歳頃が一般的です。ただ顎骨の成長が順調な場合や症例によっては、Ⅰ期治療なしでⅡ期治療から始めることもあります。Ⅰ期治療とⅡ期治療の連携により、お子様の美しい永久歯列の実現を目指します。
小児矯正で使用する矯正装置
拡大床
拡大ねじを回すことにより、歯列を側方へ広げる装置です。
歯が動き始めると違和感や痛みを感じる場合がありますが、数日で治りますのでご心配なさらないでください。
ねじを回して最初のうちは装置がきつく感じます。
基本的に一日中(食事とハミガキの時以外)使用して下さい。
虫歯、歯周病、歯に着色などの原因になるため、装置をはめているときは食べたり飲んだりしてはいけません。
- 治療期間
- 約1年半
- 回数
- 20回目安
拡大床の注意事項
- 装置を外したら必ずケースに入れましょう。
- ティッシュに包んで放置するとゴミと間違えて捨ててしまうことがあります。また、ポケットにそのまま入れてしまうと装置を壊す原因となります。
- 装置はいつも清潔にしておきましょう。
- 食後のハミガキの時、いっしょに装置も洗いましょう。
- 熱湯で洗うと装置が変形することがあるのでやめて下さい。
- 汚れが目立つ場合は市販の入れ歯洗浄剤を使って下さい。
- 来院の際には必ず装置を持って来て下さい。
- 装置を無くしたり、はまらなくなった時は必ず連絡を下さい。
Merit メリット
- 抜歯の可能性を減らす
- 食事や歯磨き時の取り外しが可能
- 痛みを伴いにくい
- 治療をしていると気づかれにくい
Demerit デメリット
- 保険が適用できないため自費診療になる
- 全ての歯並びの問題に対応できるわけではない
- 毎日決められた時間、装着する必要がある
- 他の矯正装置との併用が必要になる場合もある
- 治療期間が長引く場合がある
成人矯正
成人矯正は、永久歯が生え揃った後に行う矯正治療です。顎の骨や筋肉がすでに成長し終わっているため、小児期に比べると治療期間が長くなる傾向があります。しかし、大人になってから矯正治療を受ける方の多くは、高いモチベーションを持っていることから、治療結果も良好になりやすいと言えます。
矯正治療は、歯や歯槽骨が健康であれば年齢に制限はありません。
成人矯正のメリット
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歯並びをきれいにできる
歯並びの乱れは、見た目の印象だけでなく、心の健康にも影響を与えることがあります。矯正治療によって理想の歯並びを手に入れれば、口元の審美性が向上し、自信を持って笑顔を見せられるのです。この変化は、より積極的なコミュニケーションや自己表現へとつながる可能性を高めます。
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発声や発音がスムーズに
できるようになる矯正治療によって歯並びが整うと、舌の動きがスムーズになり、滑舌が向上します。また、正しいかみ合わせになることで息漏れが減り、発声や発音が明瞭になるのもメリットです。さらに、口元の筋肉のバランスも整い、表情豊かに話せるようになります。
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咀嚼がしやすくなり
栄養素を摂取しやすくなる歯並びやかみ合わせが整えば、食べ物を効率的に噛み砕き、消化吸収を助ける効果が期待できます。胃腸への負担が軽減し、バランスの取れた食生活を送ることで、全身の健康維持につながるのです。また、よく噛むことは脳への刺激となり、心身ともに健康的な毎日をサポートしてくれます。
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虫歯や歯周病の進行を
抑えられる歯並びが悪いと、歯ブラシが届きにくく、歯垢や歯石が蓄積しやすくなります。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まり、歯を失う原因にもなりかねません。矯正治療によって歯並びを整えることは、毎日の歯磨きをより効果的にし、これらのリスクを軽減します。
成人矯正で使用する矯正装置
通常ブラケット(プラスチック)
歯の表面に直接装着し、ワイヤーを用いて歯の移動をコントロールするプラスチック製のブラケットです。魅力の一つは、透明または半透明のポリマー素材を使用していることによる目立ちにくさです。歯に装着しても、矯正器具とわかりにくいため、見た目を気にする方に適しています。また、素材が柔らかいので、装着時の痛みや違和感が軽減されるのもポイントです。仕事や日常生活に支障をきたさず、快適に矯正治療を進められます。
- 治療期間
- 約2年〜3年
- 回数
- 24~36回
Merit メリット
- 透明なので、装着していても目立ちにくい
- 金属ブラケットに比べて、口内への刺激が少ない
- セラミックのブラケットに比べて費用を抑えられる
Demerit デメリット
- 保険が適用できないため自費診療になる
- 金属やセラミックブラケットに比べて、強度が弱い
- 色素沈着しやすい
- 表面に細かい凹凸があるため、汚れが付きやすい
セラミックブラケット
歯の色調に近づけた高品質なセラミック素材を使用したブラケットです。自然な色合いで、装着しても目立ちにくい点が好評をいただいています。素材の耐久性も高く、長期間の使用に耐えうるのも魅力です。美しさと機能性を兼ね備えた、優れたブラケットと言えます。
- 治療期間
- 約2~3年
- 回数
- 24~36回
Merit メリット
- 歯の色に近いので、装着していても目立ちにくい
- 色素沈着のリスクが低い
- プラスチックブラケットよりも耐久性があり、破損しにくい
Demerit デメリット
- 保険が適用できないため自費診療になる
- 通常のブラケットよりも費用が高額
- 強い衝撃で破損する可能性がある
- 装置の都合上、歯を傷つける可能性がある
リンガルブラケット
一般的なブラケットは歯の表側(唇側)に装着しますが、リンガルブラケットは歯の裏側(舌側)に取り付けます。表側からはブラケットが見えないため、矯正治療中であることがほとんど分かりません。歯の表面に装着しないため、歯の着色や白濁のリスクも軽減してくれます。社交の場でも、自然な笑顔を保てます。
- 治療期間
- 約2~3年
- 回数
- 24~36回
Merit メリット
- 歯の裏側に装着するため、非常に目立ちにくい
- 笑顔を見せた時にも矯正装置が目立たない
Demerit デメリット
- 保険が適用できないため自費診療になる
- すべての症例に適用できるわけではない
- 舌に装置が触れるため、慣れるまで発音がしづらいことがある
- 専門性の高い治療であるため、提供している歯科医院が限られ、費用も高額になりやすい
矯正治療の料金
初診相談料 | 2,200円 |
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検査診断料 | 22,000円 |
小児矯正/I期(側方歯交換前) | 297,000円 |
小児矯正/II期(永久歯列完成) | 297,000円(ブラケットの種類によりI期分からの差額) |
成人矯正/ 通常ブラケット(プラスチック) |
594,000円 |
成人矯正/ セラミックブラケット |
770,000円 |
成人矯正/ リンガルブラケット(上裏側) |
990,000円 |
調節料 | 5,500円×回数(リンガルブラケットの場合 7,700円×回数) |
観察料 | 3,300円×回数 |
保定装置代 | 66,000円(終了時) |
合計(通常タイプorセラミックブラケット) | 770,000円~1,100,000円 |
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合計(リンガルブラケット) | 1,375,000円~1,485,000円 |
※掲載の料金は税込の金額です。
Q&A
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Q
痛みはありますか?
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装置をつけた後や調整した後、2、3日は多少痛みを感じる場合があります。
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Q
通院の回数、間隔は?
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矯正装置を使う動的治療中は、月に1度のペースで通院になります。
保定期間に入ると3~6ヶ月に1度の通院となります。 -
Q
治療期間中、スポーツはできますか?
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通常スポーツなら基本的に大丈夫ですが、激しいスポーツや格闘技は装置が唇や歯ぐきにぶつかりケガをする事があります。
心配な場合は、担当医と相談のうえマウスガードなどを使用し、スポーツを楽しんでください。 -
Q
装置をつけているとしゃべりづらいですか?
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最初は少ししゃべりづらくなる事があります。
直に普通に話せるようになります。 -
Q
むし歯が全部治療してから矯正歯科に行ったほうがいいでしょうか?
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痛みがあるような場合は別ですが、まず矯正歯科でむし歯を治す時期や方法の相談をし、治療方針がきまってから先生の指示によりむし歯治療をしても大丈夫です。
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Q
歯を抜かないで矯正治療できますか?
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あごと歯の大きさや、上あごと下あごのバランスが良い状態で歯が並ぶためのスペースがあれば、抜歯せずに治療します。
子どもの矯正治療はあご骨の成長を利用できるので歯を抜かずに済むことが多いようです。
抜歯するかどうかは精密検査に基づいた正確な診断によります。 -
Q
矯正をする時はいつぐらいが良いですか?
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小児であれば永久歯が萌えてきた頃から、ご相談ください。